お散歩が日課になりつつある3歳になると、他の同年代の子との関わりも少しずつ増えてきますね。
そんな時、「私の子、他の子よりも体が細い?」「他の子よりも身長が低いような・・」なんて思ったことありませんか?
やはり、親としてはその子その子の成長度合いは違うと分かっているものの、ついつい“平均が一番安心”なんて思っちゃうものです。
ここでは、3歳の子が平均よりも体重が軽かったり身長が低い場合はどうしたらいいのかご紹介いたします。
3歳児の体重と身長の平均や発達の目安
3歳の体重の目安は、男の子と女の子で少々違います。
男の子の平均体重
月齢 | 標準 | 軽い | 重い |
---|---|---|---|
0ヶ月~6ヶ月未満 | 13.99㎏ | 11.72㎏ | 17.43㎏ |
6ヶ月~12ヶ月 | 14.90㎏ | 12.42㎏ | 18.82㎏ |
女の子の平均体重
月齢 | 標準 | 軽い | 重い |
---|---|---|---|
0ヶ月~6ヶ月未満 | 13.53㎏ | 11.04㎏ | 16.76㎏ |
6ヶ月~12ヶ月 | 14.56㎏ | 11.83㎏ | 18.27㎏ |
男の子の平均身長
月齢 | 標準 | 低い | 高い |
---|---|---|---|
0ヶ月~6ヶ月未満 | 95.1㎝ | 88.8㎝ | 101.8㎝ |
6ヶ月~12ヶ月 | 98.6㎝ | 92.0㎝ | 105.8㎝ |
女の子の平均身長
月齢 | 標準 | 低い | 高い |
---|---|---|---|
0ヶ月~6ヶ月未満 | 93.8㎝ | 87.7㎝ | 100.6㎝ |
6ヶ月~12ヶ月 | 97.4㎝ | 90.9㎝ | 104.5㎝ |
3歳の発達の目安
3歳になると、すごく沢山のことができるようになります。
生活面
生活面の発達
- 大きいボタンのかけ外しができる
- 箸を使おうとする
- 靴を自分で履きたがる
- おもちゃなどを片付けようとする
- トイレトレーニングがほぼ完了する
- 自分で顔を洗ったり歯磨きをするようになる
- 生活リズムがつく
- ベビーカーではなく歩きたがる
社会面
社会面の発達
- 知らない友達と一緒に遊ぼうとする
- マナーを守ろうとするようになる
- 会話が繋がりやすくなる
運動面
運動面の発達
- ボールを2mくらい転がしたり、両手でキャッチすることができる
- マットの上でゴロゴロ転がることができる
- 足でグーチョキパーができる
- 泥遊びなどに抵抗がなくなる
- 20秒ほど鉄棒ぶらさがることができる
- 母親と一緒に簡単なゴッコ遊びができる
- 音楽に合わせて走ったり止まることができる
※発達は個人差があります。
3歳児の体重が増えない?
3歳で体重が増えないと、ちょっと心配してしまいますが、3歳児検診で問題ないと言われたのであれば、ほとんどの場合大丈夫です。
一言で言ってしまえば「その子の成長期はまだ」だということ。
増える時には思いっきり増えるし、増えない時にはなかなか増えないものだと思いましょう。
しかし、もしも下記のような場合は1度保健師や小児科の方に相談してみても良いです。
食事量が少なすぎる
3歳だと、好き嫌いがかなり出てきます。
そして食に興味を持っていない子は「1日何食べて生きてるの!?」ってくらいに食べません。
ほとんど食べないことが原因で体重が増えない時には、貧血になる恐れもあるので相談しましょう。
元気がない
元気がなく体重が増えない場合は、何かの病気の症状が出ている可能性もあります。
子供の病気は良くなるのも早いですが、悪くなるのも早いので、母親の勘で「何か変だぞ」と思う時には保健師や小児科を受診してみましょう。
3歳児の身長が伸びない?
身長が伸びない時も、3歳児検診で何も問題ないと言われた場合には、あまり気にすることなく「成長期がまだなんだ」と思って大丈夫です。
成長曲線が平均よりもかなり下の場合
ただし、3歳児検診で指摘されたり、成長曲線があまりにも平均よりも下にある場合は「SGA性低身長症」を疑った方が良いので小児科を受診しましょう。
SGA性低身長症は、身長と体重が低めの子100人の内、前から2.3人はSGA性低身長症だと言われています。
SGA性低身長症をそのままにしておくと、大人になっても低身長のままで将来ひきこもりやいじめにあいやすいと言われています。
しかし、治療法は確立しています。
SGA性低身長症の場合、3歳から成長ホルモン治療をすることが可能ですから、3歳になったら気になる方は早めに受診することをおすすめします。
3歳児の体重と身長のまとめ
3歳児の体重と身長が増えないと親として不安になりますね。
基本的には、3歳児検診で問題なしと言われた場合は成長が遅めだと認識しましょう。
しかし、体重では「食事を全く食べない」「元気がない」、身長では「成長曲線よりもあまりに下」という場合は、小児科や保健師さんに相談してみてくださいね。