商売をやっていて、逃れることができないのが税金です。
これは国民の義務であり。脱税は犯罪です。とはいえ、少しでも納める税金は少ない方がいいと思うのが一般人です!
今回は、鍼灸整骨院を営んでいて、朝いきなり税務署が来たお話をしていきます。(今回、話をされた方がいきなりと言って話をしてました)
※プライバシーの関係から、仮名とさせて頂きました。その方とは偶然、業界内の勉強会後での飲み会で隣になって、酔ったいきおいで税務調査について話をされました。匿名であれば他の人に話をしてもよく、自分みたいな失敗は若い人にはしてもらいたくないとのことです。
このAさん(仮名)は、田舎で開業されている業界歴25年のベテラン柔道整復師。鍼灸のライセンスは持っておらず、3人の柔整鍼灸の養成学校に通っている方をアルバイトとして雇っていて、主に手技(マッサージ)と電気をしていて、自費治療として鍼灸とカイロプラクティックをしているそうです。交通事故治療(自賠責保険)も力を入れていたそうです。
経営方針としては、治療の質よりも回転数に重きを得ていて、もう1店舗を出す直前だったみたいです。
Aさん、よろしくお願いします。
はい。今回、初めて税務署が自分の所に来ました…
まさか、自分の所にって感じでした。
言える範囲でお伝えします。
ありがとうございます。しかし、びっくりされたでしょう!
はい。経費の家事按分を全くしてなかったり、自費治療と交通事故の自賠責保険の分の漏れを指摘されました。具体的な金額は勘弁してください 汗
また、税務署から事前に連絡を受けて、
・過去の申告書及び帳簿類
・レセプトや会計ソフトのデータ
・請求書や領収書
・雇用の関連書類
・預金通帳
等を準備しました。 淡々とこちらの同意をとりながら紳士的な感じで調査をされました。
お茶を出そうとしたんですが断られました。
TVドラマの様な物々しい感じではないんですね。で結果どうなったんですか?
いきなり ではないですね。笑
前もって税務署から連絡がくるのですね。
うちは、全て税理士にお願いしてたんですが、当方に来ることは年に1回あるかないかぐらいで、確定申告の時に資料を送るぐらいでした。今回も、税理士の立ち合いをお願いしました。その結果かどうか知らないですが、修正申告となりました。そして税金を納めました。 高い勉強料と思いました。
私は、簿記も知らないし、自分が使った分は全て経費になると思い込んでいたので…また、意図的に自費治療や自賠責保険の入金を入れてなかったのではなく未使用分の回数券や12月に施術した分を入れてなかったのでそれを指摘されました。発生主義の原則だそうです。
担当の税理士さんによると、脱税を意図的に悪質にやっていたら逮捕されたりもするそうですよ。今回は、税務署による任意の調査だったみたいです。
発生主義
発生主義は、取引をとらえる上で、現金の出入りではなく取引が発生したタイミングで認識する考え方です。
例えば、会社で使うために1,000円の文房具を買って、支払は月末にしたとします。
発生主義では、まず商品を購入したタイミングで会計仕訳をするわけです。
取引の終了を待たずに、取引を発生(取得、購入など)と処分(支払、入金、廃棄など)分けて考える方法であり、取引には必ずしも金銭は関係しません。
Money Forward クラウド会計より
・任意調査(税務署)
任意で行われる任意調査(強制調査と比べて任意調査の方が圧倒的に多いため、一般に「税務調査」と言うときには、こちらを指します)は、既にお伝えしたように申告漏れや脱税の事実を把握して、未払いの税金を適切に支払わせることを主眼としています。確定申告していなかったり税金の計算方法を誤っていたり、経費を水増ししたりしていると、未払いの税金について追徴課税される可能性がある一方、逮捕・起訴されないのが通常です。
また、「任意」とされているものの、国税通則法127条によって、質問に対して「答弁せず」又は「偽りの答弁」をした人については「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」と罰則が定められているため、実質的には拒否することはできません。
・強制調査(国税局査察部)
強制的に行われる「強制調査」は脱税犯を摘発する目的で行われるもので、国税局査察部(いわゆるマルサ)によって行われます。強制捜査が行われる際は、国税局の調査員が会社や自宅、取引先などにやってきて、強制的に調べ上げます。
強制捜査の中で脱税が発覚すると、逮捕・起訴される可能性が高いでしょう。
ベリーベスト法律事務所 脱税で逮捕される基準|罰則や逮捕された場合の対応を解説 より転載
何はともあれ、それぐらいで済んでよかったですね!
私も税理士さんに頼んでますし、最近は自分で簿記も勉強しているので大丈夫と思いますが、今以上にキチンとしていこうと思います。
キチンとしておいた方がいいですよ。あと、従業員が書類の人数が本当に働いているか?どうかを細かく見られました。税理士さんによると、結構、ちょろまかす人が多いそうです。あと、税務署の方は通帳に入金されている、現金の動きを時間をかけて見てました。
今回、税理士さんがいて本当によかったです! 税理士がいなくて1人で対応してたら絶対無理でした。
ありがとうございました! 税理士さんは大事な味方ですね!
私も簿記を無料で学んでいます。参考にしてくださいね。
顧問税理士さんがいるからといって安心ではないと思います。知り合いの税理士さんは、税務署は苦手、睨まれたら仕事に影響あるし、顧問料をあんまり貰ってなかったり、税務調査の費用も頂いてない場合は、基本、税務署の言うこと聞く! と仰ってました。汗
その発言を聞いて驚愕となりました。やはり、税理士さんも人ですから報酬はしっかり払う必要があると思います。
税務調査立会ドットコムさんを見ていると、税務調査の場合の税理士さんの報酬もリーズナブルな感じがします。日数✖︎基本料金 というのが分かりやすいです。
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あっ。こんにちは、柔整師一筋25年のAです。