目やにが多い時、そのまま様子をみますか?それとも病院を受診しますか?
もしも目やにが異様に多い時には、そのままにしていると大変なことになるかもしれません。
目やにが出る原因って目が代謝している他にも、
- 細菌感染
- アレルギー
- ウイルス感染
などを疑う時があります。
ちょっとでもおかしいなと思う時には、大人も子供も、まずは眼科を受診しましょう。
ここでは、目やにが出る原因や病気などをお伝えします。
これを読めば、目やにで受診を迷った時の判断が早くなりますよ。
風邪の症状で目やにが出る時ってあるの?
目やにが多い時は、風邪を疑うことがあります。
風邪を疑う理由は、風邪の原因の80~90%がウイルス感染だからです。
目やにが出る原因は、「細菌感染」「アレルギー」「ウイルス感染」がほとんど。
だから、風邪の症状として目やには十分に考えられる症状です。
とは言っても、自己判断で風邪と決めつけることは危ないもの。
もしも内科や小児科を受診しても、「眼科も行ってくださいね~」と言われることが多いので、風邪だと決めつけることなく、まずは眼科を受診するのがベストです。
中耳炎の場合もある
ただし、目やに以外にも「鼻水」が異様に多いと感じる時には中耳炎になっている可能性があります。
「目やに+鼻水」が出ている時には耳鼻科を受診することをおすすめします。
目やにが多い大人が行くべき病院は眼科?内科?
大人なら、「目やにが多いくらいで仕事は休めない!」という人も多いはず。
そのため、ある程度は自己判断ができたらいいですよね。
大人の目やにが多い時も眼科を受診しますが、急を要する症状、要さない症状を分別してみました。
目やにと一緒にどのような症状があると受診を早めた方がいいのか確認してみましょう。
夜間診療を受診してでも目やにで受診すべき症状
- どんどん視力が落ちていく
- 眼球の動きがおかしい
- 充血や腫れがひどい
次の日かその日の診療時間内に受診すべき症状
- 目の中がゴロゴロして異物感がある
- 我慢できるくらいの痒みや痛みがある
- ねばつきのある目やにが気になる
気になるなら受診した方がいい症状
- 朝起きた時のみに出る目やに
風邪以外で目やにが多いときに疑う病気は?
目やにで疑う病気は、ものすごく沢山あります。
細菌感染・アレルギー・ウイルス感染からかかりやすい病気をご紹介します。
細菌感染
膿のような、黄色~黄緑色のねばついた目やにが特徴。
細菌感染の場合は、「細菌性結膜炎」になることが多いです。
あまり感染力が高くありませんが、抵抗力が弱っている人だと稀に感染することがあります。
アレルギー
ねばつかない、サラッとして水のような目やにが特徴。
アレルギーの場合は「アレルギー性結膜炎」が多いです。
アレルギー性結膜炎が重症化すると「春季カタル」になり、アレルギー性結膜炎よりも強い痒みや痛みが出る場合があります。
感染はしませんが、白目部分がブヨブヨに浮き上がって見えるようになります。
ウイルス感染
白色でねばついた目やにが特徴。
ウイルス感染の場合、「ウイルス性結膜炎(はやり目)」や「咽頭結膜熱(プール熱)」になることが多いです。
どちらも目やにの量がとても多くなり、感染力の高い病気で出席停止になることもあります。
また、咽頭結膜熱(プール熱)の場合は発熱や下痢、吐き気などがあります。
風邪と目やにについてのまとめ
風邪にかかると目やにも多くなることがあります。
しかし、目やにが出る原因は風邪以外にもアレルギーやウイルス感染などが考えられます。
目やにで受診する時には、風邪だと思っても内科ではなく眼科を受診した方が良いですが、鼻水を伴う時には耳鼻科の方が良い場合もあります。
また、症状によっては、救急を受診した方がいい場合もあります。
“これくらい大丈夫”と思わずに、目やにの量や色を確認することが大事ですね。