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柔道整復師が住宅ローンが払えず滞納状態。任意売却?競売?自己破産?

最近、コロナ禍もあって当院の売上げや来院数も下がってきています…
周りの鍼灸整骨院や整形外科にいる同業者の声を聞くと、状況は当院と同じという感じです。

都市部と田舎では状況は違っていて、特に都市部の鍼灸整骨院が軒並み、売り上げを減らしている様です。

国からの持続化給付金や支援金を貰っていても、焼け石に水…

特に従業員を2〜3人を雇っている所が影響を大きく受けているようです。

そんな、業界的にも経営状態が良くない状況の中、柔道整復師の養成学校で一緒だった、K君から電話が突如きました。

K君

最近、調子はどう? 患者さん、どんな感じ?

コトー院長

お久しぶり! 結構、減ってるねー。泣
でも、あと少しすれば元に戻ると思うよ!

K君

そうかな…
お前さぁ、家って買った?

コトー院長

いや、買ってないよ。自分は一生賃貸派だね!
何でそんな事、聞くん??

K君

実は、2年前に家を買ったんだけど、ここ2ヶ月支払いができてないんだよね…
店舗の家賃払って、スタッフの給料、リース払ったら、何も残らないよ。
国保は減免を申請して、年金も待ってもらおうかと思っている。

これってやばいよね…

K君

このままいくと、せっかく買った家を売らないといかん、調べてみてもよく分からん… お前なら知っていると思って電話してみた。

との悲痛にも似た相談がきました。
いきなりだったので、私も驚いてしまって詳しく聞こうと思ったのですが、こちらも仕事中でしたので、途中で電話を切ることとなりました。

後日、連絡を取ろうとしたのですが…
繋がることはなかったです。そっとしておくのも優しさだと思い、それ以降は連絡は取っていないです。

また、院での患者さんとの会話で、毎月のレセプトの際にお名前を頂くのですが、

あっ、私、離婚したから名前変わったから!
新しい家も任意売却したので、住所も変わったよ

という方も最近多いようにみられます。

この時に、何と言っていいのか分からない時があります…
助言はできないのですが、相手の方が得するように情報としてお伝えできるように日々勉強しないといけないと思うしだいです。

もし、自分が同じ立場だったら凹んでしまいます…

しかしながら最近の若い方は、離婚や住宅ローンが払えない事に関して特に問題にしない方も多いので、びっくりします。

住宅ローンが払えない場合に、大きく分けて3つの選択肢があると思います。
自己破産・競売・任意売却となります。それぞれ説明をしていきます。

自己破産

自己破産をすると

・借金を払わなくてもよくなる(一部の負債は残る事がある)

・20万円以上の高額な財産があれば処分される(現金なら99万円までもっていてもかま わない

・税金は免除されない。

・ブラックリストに乗ってクレジットカードが一定期間作れない。

・一定期間、特定の職業につけない。

・官報に氏名・住所が載る。 等あります。

自己破産は、最後の最後と考えた方がいいみたいです。

以下に住宅ローンが支払えなくなった際の解決法を挙げました。

金融機関に相談

住宅ローンを組んだ銀行や金融機関に住宅ローンの返済ができない旨を相談します。この時に、返済期間や月々の返済額など返済条件の見直しを金融機関に相談すると、場合によっては、返済計画の変更(リスケジュール)によって、返済期間の延長や月々の返済額の減額の対応をしてくれる場合があります。

しかしながら、鍼灸整骨院を開業していて、他からの借入や、借入金の金額によっては、リスケを認めない傾向があるようです。

業界も厳しいというデータが金融機関にも周っているみたいです。

K君とは別の知り合いの方は、返済相談をしに行って返済計画を変更しようとしたら、借入金が多かったのと、他の金融機関から借りていたせいか、ダメだったみたいです。

早い段階での相談は、意外と進むみたいですが…

任意売却とは?

会話でも、話題になった任意売却について説明していきます。

このコロナ禍で住宅ローンを返せなくなっている方は増えているそうです。

日本経済新聞より転載

上記の様な感じで、増えてきてるそうです。

また、住宅金融支援機構にくる相談件数は2021年の2月は15件でしたが、3月〜5月に2,250件と150倍に急増しています。5月以降は住宅ローンの返済延長月1,000件を超えているそうです。

最近では、住宅ローンの返済は8人に1人が悩んでいて、住宅ローン破綻者が倍増しており、今も月3000件 以上のペースで発生しているそうです。

日本経済新聞2020年4月22日分より転載

といった感じで増えてきています。やはり、住宅ローンにおけるコロナの影響は深刻みたいです。

住宅ローンが返済できない場合、以下の様になるそうです。

住宅ローンを滞納してしまうと、通常は債権者が担保不動産の競売を申し立ててしまうことになります。

債権者は裁判所を通じて強制的に土地や住まいなどの不動産を売り、その売却代金から残った住宅ローン債権を回収する“競売手続き”を行います。

競売になった場合、近所に知られたり、強制退去を命じられ家を追い出されることになります。お客様の意思とは関係なく売りに出され、全く融通は利きません。

競売で住宅を売却することになった場合、住宅の売却価格が住宅ローン残高を上回ればローンは完済できますが売却価格がローン残高を下回った場合は、手元資金で一括返済しなければなりません。また、連帯保証人がいる場合は、連帯保証人にローンの返済が求められます。

セゾンファンデックスさんのサイトより転載

つまり、滞納後2〜3ヶ月で債権者から督促状が届くようです。

K君の元にも督促状がきていたので、びっくりしたのかもしれません。

それをも無視をすると、裁判所から差し押さえとなって競売となるそうです。
滞納して半年ほどみたいです。

※競売: 土地や建物の購入時に借りた住宅ローン返済ができなくなるなど、不動産を担保にした借入金が返済できなくなった場合に、債権者(お金を貸している人や会社)の申し立てによって、裁判所が担保を売りに出す制度です。
ですが価格が市場価格の7割程度とかなり安く売られてしまう傾向があるそうです。

何と!? 市場価格の30%引きで売られてしまうのは、悲しいですね…


任意売却は、裁判所の競売となる前に、自分で任意に自宅を売却する方法です。

任意売却のメリット

・競売よりも高く売れる傾向がある。
・お金が手元に残る。
・売却後の住宅にも済む事がリースバックをすることで可能になる。
・住宅ローン滞納して、売ったのが他人に知られない。

があります。

任意売却のデメリット
・連帯保証人などの同意が必要
・残債と市場価格に開きによっては金融機関から売却の同意が認められない事がある。


リースバックというのは、購入者と交渉して、持ち家を売却したが、毎月家賃を払うことで住み続ける仕組みです。

最近では、リースバックを選択する方も多いようです。
考えるとリースバックが一番いい感じがしますが、個人個人の状況によると思います。

その場合一度、専門家に相談されるのがいいと思います。

上記の 任意売却無料相談窓口さん のサービス内容としては
解決の事例も多数
何度でも相談無料
任意売却を伴うリースバックも可能
電話メールLINEで対応可能
口コミ、ランキングサイトで1位 ※指定エリアにて
銀行が認めた方法で、住宅ローンが残った不動産も売却が可能
弁護士、司法書士からのサポートもあるので安心

なので、気になる方は相談無料ですの一度相談してもいいと思います。

リースバックをするには?

リースバックのメリット
・ 売却後も住み慣れた家に住めること。

・ 息子さんや娘さんがいる場合は、転校しなくていい。

・ 引っ越さないで、任意売却をした事が周りに知られない。

リースバックのデメリット
売却金額がローンの残債を下回る場合は利用できない
家賃を払わないといけない
定期借家契約を結ばないといけない事が多いので、ずっとは住めない

リースバックをするには、専門家に相談してもいいと思いますし、任意売却も経験豊富ですので安心です。


この記事が参考となって、新しいスタートに立てる様になられたら幸いです。

ヴェルニ

コトーです。鍼灸師・柔道整復師で個人で自由に仕事をしています。興味がある事を中心に書いています。混迷な時代を生きていくのに皆様に有益な情報をお伝えさせて頂きます。
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